和菓子のお店 そう㐂庵

神奈川県小田原市城山1丁目29番16号

今週(10月31日〜11月4日)の季節の和菓子

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織部まんじゅう

初霜

 

 

世の中はハロウィン当日。

今日はもしかしたら子供よりも大人の方が賑やかかもしれないですね。

 

私の自宅周辺では、

10月中のどこかの土日でこどもたちはイベントごとが多かったようです

 

お茶の世界では

そろそろ織部まんじゅうの時期

11月を目前に

当店でもご用意いたしました

 

文化の歴史長い小田原

茶の湯と切っても切れない縁で文化を今に伝えています

各地で織部のものを楽しめるのではないでしょうか

是非おまんじゅうもお楽しみください

 

 

初霜については

余談ですが

昨日私ちゃいこの第二の故郷

ロシアサンクトペテルブルクでは

初雪だったそうです

黄金に輝く木々が

真っ白に塗り替えられていました

 

静かに秋は終わり、冬へと移っていきます

気温差が激しく、季節を楽しむのも一苦労ですが

お菓子は暦と共に

皆さまの日々と重ね合わせてお楽しみいただけますと幸いです

今週(10/10〜15)の季節の和菓子

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月鈴子

月うさぎ

 

今年の十三夜は明日、10月11日だそうです。

新月から数えて13日目、秋の豊作を祈り、また祝った日本(というか和の国)で生まれた月を愛でるイベントです。(十五夜は中国の歴史が由来です)

 

13日目ということで、満月の少し手前、八割ほどの月だということですが、

満ち満ちていくその姿に、豊かさを感じるのは

なんだか今の時代にも共感できます

 

そんなイベントにあわせて

月にまつわるお菓子を今週は二つご用意してみました

台風の接近前、

関東はギリギリ明日は晴れてるでしょうか

 

各地の無事故を祈りつつ、月を眺めれたらと

お天気を願います

 

今週もご来店お待ちしております

今週(10/3-8)の季節の和菓子

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まさり草

唐錦

 

10月になり、重陽 【菊の節句】が近づいてきました。

そこで、まさり草を今週はお作りしております。

 

私、何度か歌舞伎にはご縁があり、

拝見したことがあるのですが、

実は能は、高校の時に少し見ただけで。

 

そんな時に、まさり草のお菓子について学ぶ中で、

能の【松虫】に出会い、その謡曲を読んで

感じ入りました。

切ない、でもとても美しいお話です。

月夜に酒売と客が会話しているのですが、

話の中で菊が登場し、その美しさがピンと秀でています。

お謡の中に【まさり草】と詠まれてるところも響きがまた綺麗で、際立って感じました。

 

まさり草のお菓子も、

月光に照らされてるような、すけた白い花びらが、この話にぴったりだな

と思いました。

一度、能楽堂でみてみたい。

そう思っています。

芸術の秋、皆様も、素敵にお過ごしください。

 

今週もご来店お待ちしております。