三千歳（きんとん）
若草（蓬まんじゅう）
今週の季節の和菓子です。
きんとんの三千歳【みちとせ】は、淡いピンクと緑の可愛らしいお菓子です。
ある方は春霞のかかった美しい梅林を見ているよう、とお菓子を表していました。
2週前に、西王母という桃の形をしたお菓子をお出ししました。
このみちとせは、
西王母が持っていた三千年に一度なる桃＝「三千歳の桃」
の略称だそうです。
桃の形をしたお菓子に「みちとせ」と名付けず、
そのなんとも神秘的な世界観を表したお菓子の方に名付けた和菓子の世界の先人たち…センス素敵だな、と思いました。
和菓子、茶の湯の世界の表現力は奥ゆかしく、また奥深いですね。
若草は、蓬まんじゅうです。
蓬シリーズですねー。
旬なものは旬の時に。これも鉄則ですね。まんじゅうだと、これまでのお餅や餡に練り込まれたお菓子とはまた違う風味を楽しめるかなーと楽しみです。
見た目も濃い緑から少し淡くなり、春にまた一歩近づいた！季節の流れも蓬ひとつで感じられて面白いです。
春よ来い来い！
寒暖差の激しい＆花粉症の方には症状の悪化する時期かと思います。
皆さまご自愛くださいませ。
お店でお待ちしております。
