和菓子のお店 そう㐂庵

神奈川県小田原市城山1丁目29番16号

今週(11/8〜13)の季節の和菓子

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いちょう

晩菊

 

今週も折り返してしまいましたが、

遅ればせながら、追記させてください。

 

いちょう。黄色い葉っぱ。

先週記したロシアの黄金の葉は、楓のような手の形をした大きな葉っぱですが、

いちょうは、日本の冬の訪れを感じさせてくれる葉です。あの形が品があって好きです。

私、桜の開花よりも、

いちょうの色付きの方が注視してる気がします。

緑から黄色へ、ジワジワとグラデーションに色づいて、ワクワク。

色づきが遅い木を見ると、日当たりを確認したり、

木の幹に触れてみたりします。

 

いちょうのある原風景は、

私の小学生時代にありました。

創立100年を優にこす、歴史の長い学校には

沢山の児童を見守ってきた大いちょうがありました。

沢山の銀杏を落とすので、間違って踏んでしまうことも多く、、臭いが苦手でした。

色づいてくると、低学年の頃は嫌な気持ちになったのですが。

5年生の頃

近所のおばさんがストーブで銀杏を煎って、塩をふりかけてくれたおやつを出してくれて、感動。

冬の美味しい味覚だと知りました。

 

いちょう並木は、都心でよく見かけます。

山の錦秋や、住宅街や庭園のもみじの色付とは違い、

学生や社会人になり、

心が忙しなくなってきたころ、深呼吸できる風景でした。

 

綺麗な黄色のお菓子。お抹茶だけでなく、私は煎茶といただくのもおススメです。

ご自宅の楽しみやお土産に、是非お召し上がりください。

お待ちしています。

 

現在、下絵のない水彩画展開催中です。

今週(11/1〜6)の季節の和菓子

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織部まんじゅう

初霜

 

今日は、霧氷も観測されたそうで、

一気に空気が変わったように思います。

お茶の世界では炉開きを行うこの季節。

紅葉につく初霜で、季節を味わっていただけたら、とご用意いたしました。

 

我が家から見える富士山も、

すっかり雪冠をかぶっています。

 

冬支度を整えつつ、この短い凛とした空気のお散歩日和を、楽しみたいと思います。

そして、お散歩の一休みに

お気軽にお立ち寄りいただけますと幸いです。

 

また、本日11月1日より

店内にて「下絵のない水彩画展」を開催しております。通常通り、お召し上がり、ご購入いただけます。是非お楽しみください。

ご来店、お待ちしております。

 

今週(10/25〜30)の季節の和菓子

※都合により10/29はお休みをいただきます

 

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山づと

照り葉

 

店長の栗仕事は、まだまだ続きます。

ごろっと栗を味わえる山づとは、

楽しみにしていただいてる方も多いお菓子です。

かるかんの甘味と合わさると、とても素朴な懐かしい味わい。

秋の実りを堪能できる

【山土産(やまづと)】

という名がぴったりな森、山からの贈り物です。

 

そして、こなしの【照り葉】

色づいた葉を表したお菓子です。

その艶やかな色のお菓子は、各地のお菓子の名匠で作られています。

 

そこで、うちのお店の照り葉を見ると、

私が思い出すのは、自宅の前にあった大きな桜の木の落ち葉たちでした。

 

桜は、お花はとても可憐ですが、葉っぱは意外としっかりしています。

紅葉では、赤みがかった茶色になり、

踏みしめると

シャキッボスっと音がして、子供たちは大喜び。

隣の御宅からの借景だったのですが、

春には花見に行く必要など感じないほど自宅から楽しめ、

秋〜冬にかけては、ご近所で葉を集めてご挨拶する風景も、毎日のことでした。

落葉焚をしたのも楽しい思い出です。

 

お菓子を見て、

なんだか懐かしい

と思ったので、照り葉のお菓子を調べてみたのですが、お店によって様々。熟練の職人さん細かな細工のものや、こなし以外で作られているお店もあります。

そんな中で、店長(母)が作るものに私の思い出が重なるのはとても嬉しい気持ちです。

 

桜の落ち葉で遊んだ方はたくさんいると思うので、共感してくださる方がいたら嬉しいな、

とほんの少し期待しつつ。

皆様のご来店を、心よりお待ちしております。

 

 

 

 

今週(10/18〜23)の季節の和菓子

※10/29は都合によりお休みさせていただきます。よろしくお願いいたします

 

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まさり草

錦秋

 

更新1日遅れまして、失礼いたしました。

ついこの間まで汗ばむ陽気でしたが、

一気に肌寒くなりましたね。

皆さま、お変わりありませんでしょうか。

 

かなり私(茶ゐ子)ごとですが、

秋になると、心の故郷、ロシアの【黄金の秋】を思い出します。

※このお話を昨年も投稿しているかもしれませんが、読み返すことなく、今の日記として書かせていただきます!すみません汗

 

ロシアにもう、十数年前に留学をしまして、

到着した時に、黄金に輝く街並みに感動しました。

暗い曇りのイメージが強かったので(不勉強で町に降り立ったことを反省💧)

目が絡むほど、キラキラしていました。

 

その感動の反動か、

日本に帰国して迎えた最初の秋。

今度は見慣れていたはずの日本の秋の景色に心を奪われたのです。

赤、黄、オレンジ、緑、茶、、、

その色彩の豊かさは、沢山の糸が紡いだ織物のようで、

まさに錦秋!でした。

 

たまたま先日、ロシア美術館展を見に行き

そこに飾られた絵画に、懐かしいロシアの風景を見たので、今週のお菓子に懐かしい記憶がよみがえりました。

 

今週のお菓子2品、いつも異なる口当たり、色合いなどを意識しておりますが、

まさり草は、もちもちとしたお菓子です。

錦秋の優しさ口どけと共にお楽しみください。

 

ご来店お待ちしております。

 

今週(10/11〜16)の季節の和菓子

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秋日和

栗子持ち


今週の季節の和菓子です。

大好きな柿の季節、

今年は我が家の柿は〝なり年〟ではないので

ほんの少ししかなっておりません涙目

お菓子で今年は楽しみたいなと思ってます。

 

栗子持ちは、栗のきんとんの中にこし餡、栗の甘煮が隠れています。

今週に向けて、せかせかと栗仕事に今勤しんでおりました。

お菓子丸ごと栗の美味しさをご堪能ください。

 

ご来店お待ちしております。

 

 

今週(9/27〜10/2)の季節の和菓子

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野菊

山路

 

栗シリーズです。山路は、そのまま栗の造形美を楽しめる、というと大げさですが

コロンと可愛い姿を愛でてお召し上がりいただきたいです。

先日、毬栗をまだ見かけていない、と

ブログに書きました。

その後、数日キョロキョロしていたのですが、、、

ありましたー。

市役所通りからお店の方へ坂を登ると、

可愛い緑の毬栗がたくさん。

先週末に見たので、今週ご来店のお客様にも

「小さい秋」見つけていただけるのではないかなーと嬉しいです。

 

そして野菊。

こちら、お菓子作り体験でも、

題材にしてもらったことがあります。

菊の花びらの風合いが、一つ一つ味が出て、

上手い下手もさることながら、

それぞれの可愛らしさを楽しむことができました。

菊の花自体も、

色や花びらの大きさなど千差万別。

多様に楽しめるお花です。

各地の菊祭りの賑わいもこれからですね。

お菓子も是非お楽しみください。

 

ご来店お待ちしております。