鉄仙(ういろう)
青葉(ねりきり)
皆さん、お花は詳しいですか?
私は、実はあまり詳しくなくて。
「鉄仙」というなんだかカッコいい名と
お菓子の鮮やかな青い色を見たときに、
実在するお花だと最初思えなくて。
水仙に似てるなーとかふわりと思いながら、検索しました。
400年も前、室町時代の頃に中国から渡って来た、大先輩でした。長い年月日本で愛されたお花ではないですか!(家紋になってるお家もあるそうですね)
「クレマチスの一種」と聞いて、あ、聞いたことある!と思った次第です。
母も祖母もお庭を大事にしてたのを傍で見てて、愛でながら育ったのですが
「関心持つ」て大切なことですね♪
私が見覚えのあったのは、もうすこしワインレッドのような紫の色が中央にあるものですが、
このブルーは、この花の生きるこれからの季節を思わせます。
鉄仙の開花時期は春から夏にかけて。
梅雨の間も凛と咲き、白いはなびらに水も映えて素敵なお花です。
高潔という花言葉もあるそうですよ。
ういろうのお菓子ですから、
パクっとお召し上がりいただくのがおススメです。
そしてねりきりの青葉も。
お抹茶で飲みたいな!(心の声)
季節の和菓子を週替わりでお出ししていますが、上生菓子にとても想いを込めて
作らせていただいております。
店長(母)は、若い頃から小田原で茶道を習っておりまして、
もともとは自分がお茶席で出したいお菓子を作ってみたのが、和菓子作りを始めたきっかけです。
若い頃からお世話になっていた和菓子屋さんが、お店を閉められ残念に思ったこともあり、じゃあ作ってみよう!となったのではないでしょうか。
お客様とも、その愛した名店のことを惜しんで、話をしている姿を見かけます。
大事にしている優しいあんこの甘さ、滑らかさ。
その好みを作ったのは、いただいてきた小田原の和菓子の味なのではないかと、娘目線で思っています。
そういう意味では、どこまでも小田原のお菓子やさんなんだなーと。
わらび餅や水まんじゅう、大福もとってもおススメですが、今回は上生菓子推しで書いてみました。
是非、今週もお楽しみください。