今週の「季節の和菓子」です
錦秋(ねりきり、こしあん)
まさり草(ういろう、小豆こしあん、ねりきり)
かなりの大型台風が上陸するようで。
南の地方のご無事を祈りつつ、お店が出来てから初の台風直撃にドキドキしております。
先日駅構内で各地の菊まつりのポスターをみかけました。丹精込めて作られた鉢植えが並ぶ様は、本当に艶やかです。そんな周りの広告からやっと菊の季節なのだなーと感じ入った私ですが、
今週の季節の和菓子、「まさり草」も菊をかたどったお菓子で、花びらはもちもちとしていて、中の滑らかなこし餡と召し上がっていただくととても美味しいです。その名は菊の古名なんだとか。
由来は、平安時代の【菊合わせ】という遊びから生まれたそうです。
お互いの菊を見せ合いその美しさの優劣を競ったり(まさに品評会ですね!)、または、即興で菊を詠んで、その歌の優劣を競ったそうなのです。
すべらぎの 万代(よろづよ)までに まさりぐさ たまひし種を 植ゑし菊なり
9世紀前の寛平年間に詠まれたこの歌から、菊を「勝り草/優り草」などと呼び、健康長寿の象徴、時には若々しさの象徴として用いられていたようです。
流行りの風邪で体調崩したいた私は、
まさり草をいただきつつ、身体を直さねば!思い直しました。
皆様もお体ご自愛ください!
のこり数日、雨風も強い中は避けていただきつつ、
台風一過、秋空の下お足をお運びいただけましたら幸いです。