初霜(きんとん…白こしあん、大和芋、こしあん、氷餅)
織部まんじゅう(こしあん、上用粉)
初霜、写真ではなかなか分かりづらいですが、紅葉の上にふんわりついた霜を、氷餅を散らして表現しています。
【11月の炉開きには、何か織部のものを】
織部まんじゅうについて調べていて、この言葉に出会いました。
恐れながら、幼い頃からなんとなく身近に感じていた茶の湯にも関わらず、おままごと程度にしか触れて来なかったわたくし茶ゐこ。
茶人にとってはお正月にも当たる炉開きが11月にあることや、古田織部という戦国大名について、
この度はじめて知りました。
まだまだ勉強足りませんが、織部まんじゅうのその絵付けが、安土桃山時代がルーツになってることを知って、すごくしっくり来ました。
深緑と文様で渋さがあり、華やかさとは異なる美しさがあります。
「何か」とは、お菓子に限らず、器、建築、掛軸などなど、織部と名のつくものが幅広くあるということ。
茶道は本当に、空間芸術なんだなーとしみじみ思いました。
私は、現代アートや体験型のアートイベントなども大好きなのですが、
利休や織部が生きたその時代、茶道は最先端の体験型のアートだったのでしょうね。
温かいお茶が身体に染み入る季節になりました。
是非口どけなめらかな季節の和菓子をお楽しみください。